2013年8月9日金曜日

iPad、iPhoneでビデオも音楽も、と楽しむには容量が足りない。Wi-Fiストレージを使ってみよう《林 伸夫「Long and Winding Mac」》

iPad、iPhoneでビデオも音楽も、と楽しむには容量が足りない。Wi-Fiストレージを使ってみよう

林 伸夫=インフォメーション・コンシェルジュ

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

手のひらに入る小さなデジカメでもフルHDのハイビジョンムービーが撮れ、ネットからは貴重なアルバムがワンクリックで大量に手に入る。そんな貴重な大量コレクションをいつでもiPadやiPhoneで楽しみたいと思っても、内蔵メモリーはすぐにいっぱいになる。昨晩撮った家族の楽しい写真をみんなで見ようと思って用意しても、話は昨年の旅行に移ったりして、ものの役に立たない。そんなときにありとあらゆるコンテンツを放り込んでおき、いつでもiOSデバイスやAndroidタブレットで楽しめたら便利だ。今回はそんな場面で威力を発揮する「W-Fi機能を組込んだハードディスクケース」を購入したのでご紹介しよう。

ハードディスクケースにWi-Fi組み込み

裸のハードディスクをケースに収め、USB接続できるようにする「USBハードディスクケース」なら、すでにおなじみだろう。外付けのUSBハードディスクとして使う。パソコン内蔵のハードディスクの容量がひっ迫してきたので、大きいものと取り換えたら、中身が1個余った、というようなときに収納して使うと便利。今回は、それにWi-Fi機能を追加したものだ。

ロジテックの「LHR-DS05WU3シリーズ」(5980円)には、ハードディスク(2TBまたは3TB)をあらかじめ組み込んだモデル「LHR-DS05WU3R」もある。USB接続すればUSB 3.0接続の外付けドライブとして、Wi-Fi機能をオンにするとiOSデバイスやAndroid端末からドライブに収めたマルチメディアコンテンツを再生することができる(図1)。

 

図1 どでかいハードディスクに収めた動画をiPadで再生中。これまでは再生したい動画をiTunesで同期させて視聴したり、PLEXサーバーを動かしておいて、iOS用のPLEXクライアントで視聴したりしていた。道具立てが簡単になった。
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私の手元にはMacの内蔵ディスクを大容量のものに換装した残骸がごろごろしている。つい最近はネットワークサーバーを3TBに交換したときに出た1TBディスクもある。これを有効利用するという理由もあり、今回はケースのみのものを購入。ロックレバーを外すとワンタッチで中身が取り換えられるという簡便さも、私には魅力に映った。


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残念! 2.5インチドライブは使えない!

対応機器は3.5インチのSerial ATA(SATA)仕様のハードディスクドライブ。SATAであれば2.5インチでも挿せば使えそうに思えるが、ケース内部に3.5インチドライブをがっちり固定するロック機構が備わっているので、内蔵できない(図2、図3)。

 

図2 設定が終わったら、電源ケーブルだけつないで好きな場所に置いておけばいい。この自由度がなかなかいい。
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